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5月31日に発売したRSウイルスワクチン(アブリスボ®)の取り扱いを開始いたします。
RSウイルスとは
RSウイルスは呼吸器の感染症の原因となるウイルスの1つです。
幼稚園や保育園などでも流行することがあるので、お子様がいらっしゃるご家庭では一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
よくある症状としては、発熱、咳、鼻汁があります。
重症化すると、細気管支炎、肺炎、低酸素症など引き起こすこともあり、
入院して人工呼吸器が必要になることや、最悪の場合、命に関わることもあります。
2歳くらいまでには、ほとんどのお子様が一度はかかりますが、生後6か月未満で感染すると重症化リスクが高くなります。
アブリスボについて
今回発売となるワクチンは妊娠24週~36週に妊婦さんが接種することで、
中和抗体価が高まり、中和抗体が胎盤を通してお腹の赤ちゃんに移行します。
赤ちゃんに移行した抗体は、RSウイルスの感染や感染した場合の重症化を予防します。
ワクチンはおよそ生後6か月効果があるとされます。
特に、妊娠28週から36週の間に接種することで、有効性が高くなっていることが分かっています。
なお、接種から14日以内に出産した場合の有効性は確認できていません。
加藤クリニックでの取り扱い
対象
妊娠28週から36週の当院で妊婦健診を受けている方(接種は任意です)
接種希望の方
妊婦健診当日、受付時にスタッフにお声がけください。当日の在庫状況を確認して、接種可能でしたらご案内いたします。
在庫状況が安定するまで、予約サイトやお電話での事前予約はできませんので予めご了承ください。
費用
35,000円(税込)
接種開始日
6/11(火)
参考リンク等
妊婦に接種するRSウイルスワクチンについて(日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会)
PDFファイル
RSウイルス母子免疫ワクチンに関する考え方(日本小児科学会)
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=559
RSウイルスを学ぶ(ファイザー製薬株式会社)
https://www.rs-virus.jp/
(2024.06.05 更新 日本産科婦人科学会・日本産婦人科医科のPDFを追加しました)