用語の説明
臍帯血(さいたいけつ)とは、臍帯(へその緒)のなかを通っている血液のことで、お母さんから赤ちゃんに栄養や酸素を送るために必要なものです。
原因
赤ちゃんは胎盤を使ってお母さんから血液をもらっています。赤ちゃんが生まれると胎盤は不要になるため赤ちゃんが生まれた後すぐに剥がれてきます。そのため臍帯血を採取できるのは赤ちゃんが生まれて胎盤が剥がれるまでの数分〜数十分の間だけです。
検査・診断方法
臍帯血のデータを確認することで出生時や体内での赤ちゃんの健康状態を把握できます。
治療方法
臍帯血には幹細胞が含まれているため、近年では臍帯血を保管し、赤ちゃんの将来の重大な病気の治療に使う臍帯血医療が注目されています。
その他
臍帯血医療に興味がある場合は出産時までに産院に確認し臍帯血保管の申請をするようにしましょう。