用語の説明
お腹の張り(おなかのはり)とは、子宮筋の収縮のことを言います。通常赤ちゃんが入っている子宮は緩んだやわらかい状態です。しかし、冷えや運動など何らかの刺激が起こると子宮筋が緊張し収縮した状態になります。そのときに手でお腹を触ると固く感じます。これをお腹の張りと表現します。妊娠後期になるとお腹の張りを感じる方も多いです。妊娠後期にお腹の張りが起きることは特に問題はないのですが、妊娠後期以前にお腹が張る場合は、切迫早産の原因にもなりうるため、横になって落ち着くまで休むようにしましょう。
お腹の張りは感じ方に個人差があり、「キューっと固く感じる」「息がしずらい感じがする」「便秘のような下腹部の違和感」「痛みはないがくるしい感じがする」など多種多様です。お腹の張りは一般的に痛みを伴わないものが多いです。もし、お腹の張りと共に毎回痛みを感じる場合は陣痛の可能性があるため産院へ相談する必要があります。