用語の説明
妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)とは、妊娠3ヶ月目頃からブツブツはしていないのに乾燥などでかゆい状態になることを言います。全身にかゆみのあるブツブツや赤みが出てきた場合は妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)と言います。また、妊娠後期にお腹を中心にじんましんのような紅斑や丘疹が出現し、強いかゆみを伴う掻痒性蕁麻疹様丘疹(PUPPP)(そうようせいじんましんようきゅうしん、ぴーゆーぴーぴーぴー)が起こる人も稀にいます。
原因
ホルモン変化による乾燥や体質の変化が原因と言われています。
症状
なにも湿疹などはないのに痒い、全身乾燥して痒い、ブツブツが出ていてかゆい、かきむしってさらにかゆいなどの症状があります。
治療方法
かゆみが強く掻きむしってしまうとどんどん治りにくく、跡になってしまうため搔きむしらずに、かゆい時はかゆい部位を冷やすようにしましょう。妊娠週数によってはステロイド外用薬や抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬などを投与されることもあります。