用語の説明
骨盤位(こつばんい)とは、赤ちゃんがお腹の中で頭が上・お尻が下の体勢になっている状態のことを言います。逆子(さかご)、ベッケン(べっけん)などと呼ばれることもあります。
原因
赤ちゃんの向きが重要になってくるのは妊娠後期からです。経腟分娩では赤ちゃんの頭が下でお尻が上にあるいわゆる頭位でなければなりません。骨盤位分娩となると赤ちゃんとお母さんの危険度が高くなるため近年では帝王切開が適用されます。
検査・診断方法
お腹の超音波検査で赤ちゃんの頭の向きを確認します。妊娠36週頃まで赤ちゃんは自然に頭が下に向くことが多いです。
治療方法
自然に赤ちゃんの頭が下にくるように骨盤高位で過ごしてもらったり、医師が超音波をみながらお腹の外から赤ちゃんを動かし頭位に戻す外回転術を行う病院もあります。