用語の説明
アッシャーマン症候群(あっしゃーまんしょうこうぐん)とは、子宮内膜がなんらかの炎症を起こし、子宮内組織同士がひっついてしまっている状態のことを言います。子宮内腔癒着とも言います。
原因
帝王切開や人工妊娠中絶、子宮感染、内視鏡手術などが原因で起きます。
症状
子宮内膜がうまく増加できないことから不妊や流産、無月経の原因になることもあります。内膜ができないということは受精卵が着床しにくい環境であると言えるからです。
検査・診断方法
子宮卵管造影検査(HSG)と全身麻酔下で行う腹腔鏡検査、子宮鏡検査などがあります。生理が終わった頃に子宮鏡を使って検査をします。
治療方法
子宮鏡検査でそのまま癒着をはがせる軽度の方もいますし、手術が必要な重度の癒着がみられる方もいます。またエストロゲンなどによるホルモン療法も有効とされています。