用語の説明
抗精子抗体(こうせいしこうたい)とは、性行為にて身体に入った精子に免疫反応が働き異物として認識し、精子の表面に結合して精子の動きを止めてしまいます。ASA(えーえすえー)とも呼ばれ、Anti-Sperm Antibodyの略です。不妊症の原因になります。
検査・診断方法
イムノビーズ法では結合抗体の有無を調べます。精子不動化試験、精子凝集試験などの検査を行うこともあります。
治療方法
抗精子抗体は周期的変動があるため、抗体価が下がっているときには自然妊娠することもあります。抗体価の値によって人工授精を選択したり、体外受精を選択したりします。医師によって治療方針は変わるでしょう。