お知らせ お知らせ | 埼玉県さいたま市浦和区 産婦人科の加藤クリニック

ご予約・お問い合わせ

お電話でのお問い合わせは

tel.048-882-0034

NEWS

お知らせ

お知らせ
2024.12.12

男性もHPVワクチンの接種をご検討ください

 

HPV(ヒトパピローマウイルス)とワクチン

“HPVワクチンは「子宮頸がんワクチン」”と認識している方が多いかと思いますが、
HPVワクチンとは、特定のHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によって引き起こされる病気を予防するためのものです。

HPVは子宮頸がんだけでなく、咽頭(のど)や外陰部、陰茎、肛門にできるがんの原因となることが分かっています。咽頭がんの中でも、特に男性の罹患数が多い中咽頭がんにHPVが関わっているといわれています。
この他、陰部に「できもの」ができる性感染症「尖圭(せんけい)コンジローマ」の原因になります。

自分が病気になるのを防ぐ、また、将来のパートナーへの感染やそれによる病気を防ぐためにも、男女問わずとても重要なワクチンです。
男性も、HPVワクチンの接種をご検討してみてはいかがでしょうか。

 

男性と女性が接種できるワクチン

  男性 女性
ワクチン

種類
4価(ガーダシル) 2価(サーバリックス)
4価(ガーダシル)
9価(シルガード9)
対象
年齢
9歳以上 定期接種は
小学6年~高校1年相当の年
(ワクチン自体の対象年齢は、
2価:10歳以上、
4価、9価:9歳以上)
接種
費用
自費
(一部の自治体で
助成があります)
定期接種期間であれば無料
期間外は自費

 

4価ワクチン(ガーダシル)について

日本では、男性に対するHPVワクチンの接種は4価のみ承認されています。
子宮頸がんや肛門がんなどの原因ともなる、特にリスクの高い16型、18型に、男女で発症が認められる尖圭コンジローマの原因となる6型、11型を加えたものです。

 

ワクチンの安全性

日本では、HPVワクチンに関する様々な報道があり、積極的勧奨が長期間中断されていました。
厚労省やWHOの研究からHPVワクチンは安全性の高いワクチンであることが再確認され、接種しないことによる不利益(予防できたはずの子宮頸がん他HPV関連がんへの罹患等)についても検討されたことから、現在では接種の積極的推奨が再開されています。

HPVワクチンに限ったことではありませんが、ワクチン接種の際には何らかの副反応が起こる可能性があります。接種部位の痛みや腫れ、赤みなど軽度の副反応は、接種後数日には軽快することがほとんどです。まれに、発熱や倦怠感、体の痛みといった全身症状が発現することもあります。
ご心配なことがあった際は、接種した医療機関にご相談ください。ワクチン接種後の症状については、原因を調べたり、必要に応じて補償を行ったりする機関があります。

 

加藤クリニックでの対応

加藤クリニックでは、男性に対するガーダシルの接種を行っています。
予約サイトでは対応していないため、接種をご希望の方は受付時間内にお電話でお問合せください。

2024年秋以降、シルガード9、ガーダシルに出荷制限がかかっていますが、ガーダシルは比較的ご案内しやすくなっております。在庫確保のため、事前のお問合せ、ご予約をお願いいたします。

接種費用 一部の自治体では助成を行っています。2024年12月現在、さいたま市では男性のHPVワクチンへの助成は行っていないため、さいたま市の方は全額自費での接種となります。接種の前に、お住まいの自治体の情報をご確認ください。
接種回数と期間 間隔をあけて3回行い、接種完了までにおよそ半年かかるのが標準的なスケジュールです。
対象年齢 9歳以上の方を対象としています。性交渉を行う前に接種することが望まれますが、性交渉の経験があっても、26歳までの接種が推奨されています。
未成年の方 保護者の同意が必要です。未成年の方が接種する場合は、できるだけ保護者の方の付き添いをお願いいたします。

ご不明な点などございましたら、受付時間内にクリニックにお問合せください。

 

OPENING HOURS

診療時間のご案内


●診療時間 ●休診日/日曜・祝日

AM9:00〜12:00
PM15:00〜18:00

※土曜は17:00まで