11月のとある日、医療スタッフを対象とした勉強会を開催しました。
今回は母体救命、もしもの時、お母さんの命を助けるための勉強会です。
まず、基本的な手技を復習します。
心臓マッサージやAED、全身状態の観察、人工呼吸器具の練習です。
応用編は、実際に起こりうる症例を想定したロールプレイング研修です。
それまでの処置や状況から患者に何が起こっているのかを判断し、
救急隊到着までにやるべき初期対応を訓練しました。
妊娠出産はいつ何があるかわからないものです。
医学の進歩と共に母体死亡率はかなり低くなっていますが、0ではないです。
初期対応が適切に行われていたために助かった命も少なくないでしょう。
参加したスタッフは、こうして時々訓練を実施することの大切さや、
日々の業務の中で意識すること・実践していくことを考えるきっかけになったと言います。
筆者は事務スタッフなので、医療的な処置はできませんが、
一次救命(心臓マッサージやAEDの使用など)の場面では、
必要な時に体を動かせるようにしたいなと改めて思う機会になりました。
人工呼吸器具の使い方の練習です。正しく組み立てるのも大切。
人工呼吸器具を補助する器具の使い方もレクチャー。
「除細動器を使う」とは?AEDの仕組みも含め改めてレクチャーいただきました。
音楽を流しながら一定のリズムで数分間胸骨圧迫。体力勝負。交代をスムーズに行うのも大事な練習です。
参加者に医師、助産師、看護師の役割を振って、症例を想定した実践形式の練習
分娩前後は様々な理由で急変することがあります。冷静な判断と的確な処置が必要です。
チームワークも大切。処置が適切か、次にすることは何かをお互いに声を掛けながら補い合って進めます。
院長もディレクターとして参加。全体を見ながら、必要に応じて指導をしてくださいました。