用語の説明
ラマーズ法(らまーずほう)とは、フェルナン・ラマーズが提唱した出産時の呼吸法のひとつで、痛みに対する不安がさらに痛みを増強させるという条件反射をできるだけ軽減するために行う心理的無痛分娩法と呼ばれる呼吸法です。
原因
ラマーズ法は、お産の進行に合わせて呼吸法と弛緩法、補助動作を組み合わせます。陣痛開始時などまだ痛みに余裕がある時期の呼吸法では、痛みが強くなってきたら3秒かけて鼻から息を吸い、3秒かけて口から息を吐きます。その時にお腹を下から上に円を描くように撫でて、臍の上から下に撫でおろします。子宮口がひらいてきて痛みが強くなる頃からには、ヒッヒッフーと息を吐くようにしお腹は上下にさするようにします。これを繰り返します。
その他
現在はラマーズ法はあまり使われることなく、産婦さんの一番しやすい呼吸法を行うことを推奨されています。深呼吸だけでも痛みの軽減はできるので、自分が一番楽だと感じる呼吸法を行うようにしましょう。