用語の説明
母子感染（ぼしかんせん）とは、細菌やウイルスがお母さんに感染し、それがさらに赤ちゃんにまで感染が広がることを言います。
原因
母子感染には、胎盤を通じて感染する胎内感染と、出産中に赤ちゃんが産道を通る時に腟や外陰部に触れることで感染する産道感染、おっぱいを飲むことで感染する母乳感染の３つがあります。
症状
主な母子感染症は、胎内感染ではHIV、風疹、B型肝炎、C型肝炎、トキソプラズマ症、サイトメガロウイルス感染症、母乳感染ではHTLV-1、産道感染ではGBS（B型溶血性レンサ球菌）、性器クラミジアなどがあります。
治療方法
感染症の種類により抗菌薬の投与や、母乳の中止、帝王切開など選択していきます。