用語の説明
乳腺炎(にゅうせんえん)とは、母乳を作る乳腺という部分に炎症を起こしている状態で、うっ滞性乳腺炎(うったいせいにゅうせんえん)と化膿性乳腺炎(かのうせいにゅうせんえん)の2つに分けられます。
原因
うっ滞性乳腺炎は、作られた母乳量に対して授乳回数が少ないことや、赤ちゃんがうまく吸えていないことなどが原因で起こります。
化膿性乳腺炎は、乳首の先から細菌が入ってしまい、乳腺が感染した状態になって起こります。
症状
うっ滞性乳腺炎の症状は、おっぱいが張り石のように硬くなる、痛みや熱感、発赤などです。
化膿性乳腺炎はうっ滞性乳腺炎の症状に加え高熱、倦怠感、筋肉痛、おっぱいの色が黄色くドロドロしているなどの症状があります。
検査・診断方法
おっぱいの状態を助産師もしくは医師が触診と視診し乳腺炎の診断になります。
治療方法
助産師がおっぱいマッサージで古い母乳を排出させ、赤ちゃんの抱っこの仕方や正しい授乳方法を指導します。また必要時には解熱鎮痛剤や抗生剤を投与します。
その他
乳腺炎ははやめの対応が重要です。痛みがひどくなる前に助産師に相談するようにしましょう。