用語の説明
帝王切開術(ていおうせっかいじゅつ)とは、普通分娩ではお母さんや赤ちゃんに危険を伴う場合に選択される分娩方法で、帝王切開開腹術(ていおうせっかいかいふくじゅつ)とも呼ばれます。事前に危険が予測できる場合に予定を組んで帝王切開を行うことを予定帝王切開、普通分娩進行中に何かしらの危険が生じ緊急で帝王切開を行うことを緊急帝王切開と言います。
原因
約5人に1人は帝王切開で出産されているほど比較的安全な手術であると言われていますが、手術になるため普通分娩よりもリスクは伴います。
治療方法
帝王切開時は一般的に、ブロック麻酔と言う背中から硬膜外麻酔や腰椎麻酔を行うため手術中は痛みを感じませんが、上半身は動けて意識もある状態で出産することができます。緊急時は全身麻酔になることもあるため、その場合は意識はありません。手術時間は約1時間ほどで執刀から10分ほどで赤ちゃんが誕生します。