用語の説明
絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)とは、赤ちゃんを包んでいる卵膜に炎症が起きている状態のことを言います。
原因
早産の原因第一位となっているのがこの絨毛膜羊膜炎です。この炎症の原因菌となりうるのは、もともとお母さんが持っている常在菌である場合もあれば、性感染症などの病原菌が原因である場合もあります。
症状
発熱や子宮圧痛、羊水の悪臭、お母さんや赤ちゃんの頻脈などのほか、自覚症状がなく切迫早産で絨毛膜羊膜炎であると診断を受けて発覚する方もいます。
検査・診断方法
血液検査や頸管内エラスターゼ検査、腟分泌検査などで診断します。
治療方法
抗菌薬投与や解熱剤の使用などの対症療法で経過観察をし、早産が進行した場合は子宮収縮抑制剤なども併用されます。そのまま早産で分娩へと至ることもあります。