用語の説明
臍ヘルニア(さいへるにあ)とは、いわゆる「でべそ」のことを指し、生後の赤ちゃんのおへそが飛び出している状態のことを言います。
原因
妊娠中に栄養をもらっていたへその緒は、生後1週間ほどで剥がれ落ちます。しかし、へその緒が剥がれた後にへその形成過程がうまくいかない場合や赤ちゃんが泣くと腹圧がかかりに臍ヘルニアを引き起こします。生後の臍処置の方法が悪かったから起きているわけではありません。
症状
見た目の美容的側面以外では特に問題になることはありません。
治療方法
臍ヘルニアは生後1ヶ月頃~3ヶ月で増大し、その後腹直筋の発達に伴い1歳頃までに自然に消失することが多いです。一部のお子さんのなかには臍ヘルニアが治らず、スポンジ圧迫法で外的に圧迫したり、手術を行いヘルニアを治す選択をされる方もいます。