用語の説明
光線療法(こうせんりょうほう)とは、新生児黄疸が進行した場合に行う治療法のひとつで、その名の通り光を当てて治療を行います。
原因
赤ちゃんは出産前はお腹の中でお母さんから血液をもらって成長していました。しかし出生後は自分で新しい血液を作っていかなくてはなりません。その過程で新生児は肝臓機能が未熟であり出生前に使っていた血液をうまく代謝することができず高ビリルビン血症になることがあります。このビリルビンが黄疸の原因になるわけです。
治療方法
光線療法は、紫外線を皮膚に照射することでビリルビンを水に溶けやすい形に変え、体外への排出を促します。新生児は裸になりアイマスクを装着し、体の上もしくは下から特別な光を当て治療を行います。基本的には24時間光線療法を行うことで著しくビリルビンは低下します。新生児にとって侵襲性の低い治療法と言えます。