用語の説明
NST(えぬえすてぃー)とは、Non Stress Test(ノンストレステスト)の略で、赤ちゃんとお母さんがストレスのない状態で分娩監視装置(ぶんべんかんしそうち)という機械をつけて、赤ちゃんの心拍とお母さんのお腹の張り(子宮収縮)を確認します。赤ちゃんの心拍の波形をみることで赤ちゃんが元気な状態であるか判断でき、またお母さんのお腹では子宮収縮が起きていないかなども確認することができます。
検査・診断方法
お母さんはリラックスした状態で横になってもらい、胎児心拍計と腹緊計の2種類の機械をつけます。特に痛みはございません。途中体勢がきつくなった場合は寝返りを打ったり動いても問題ございません。赤ちゃんもお母さんも問題ないことが確認できれば20分〜40分ほどで終わる検査です。
その他
妊娠後期になるとどの妊婦さんもお腹が張るようになります。お腹の張りとは子宮収縮のことであり収縮した際にへその緒を圧迫したり胎盤機能が低下していると赤ちゃんの心拍に影響を与えます。NSTでは、外から見てもわからない赤ちゃんや胎盤の変化を確認することができるため、妊娠34〜36週頃から妊婦健診の度にNST検査を行います。