用語の説明
人工妊娠中絶手術(じんこうにんしんちゅうぜつ)とは、妊娠成立後になにかしらの理由があり、母体保護法が適応される範囲内で今回の妊娠を中断しなければならないときに行う手術のことを言います。人工妊娠中絶手術が受けられるのは、妊娠21週6日までと母体保護法で決まっています。
原因
人工妊娠中絶を行う場合、できるだけ早く手術をすることが母体への負担を考慮すると大切になります。妊娠初期(12週未満)では子宮内容除去術として掻爬法(そうは法)と言って専用の器具を使用して子宮内を掻き出す方法または吸引法と言って専用の器具で子宮内を吸い出す方法が行われます。
妊娠12週〜22週未満では、子宮口を開く処置を行ない、子宮収縮剤を使用し人工的に陣痛を起こし経腟的に流産を起こします。赤ちゃんが大きくなればなるほど母体に負担がかかります。