用語の説明
子宮頸管粘液(しきゅうけいかんねんえき)とは、卵巣から分泌される女性ホルモンの影響によって子宮の出口である子宮頸管がねばっとした粘液で満たされるようになっています。これが子宮頸管粘液と言いますが、一般的にはおりものと呼ばれています。
原因
この子宮頸管粘液は、排卵期になると量が増し、透明になるという特徴があります。牽糸性(けんしせい)と言って子宮頸管粘液が糸を引くように伸び、精子の通過を助け妊娠しやすい状態へと変化します。
検査・診断方法
子宮頸管粘液検査(しきゅうけいかんねんえきけんさ)とは、排卵期に子宮頸管粘液の牽糸性や量、色、pH、羊歯状結晶などをチェックし、不妊の原因となっていないかを評価する検査です。
治療方法
子宮頸管粘液検査で頸管粘液の状態が悪いと判断された場合には卵胞ホルモンが十分分泌されているかなど確認をし必要時治療を行います。