用語の説明
会陰切開(えいんせっかい)とは、出産の際に赤ちゃんが生まれてきやすいように会陰部をはさみで2〜3cmほど切り広げることを言います。会陰部とは膣口と肛門の間を指し、個人差がありますが約3〜5cmほどの長さがあります。経産婦さんはこの会陰部分がよく伸びるため会陰切開が不要なことが多いですが、初産婦さんはこの部分の伸びが悪く、会陰裂傷を引き起こすことが多いです。その場合会陰裂傷予防のために医師と助産師の判断で会陰切開を選択することがあります。
会陰の伸びが悪いこと以外にも赤ちゃんとお母さんの健康状態が悪いなど一刻も早く赤ちゃんを出してあげる必要がある場合や吸引分娩や鉗子分娩などを行う場合にも会陰切開を選択されることがあります。